睡眠の現状
睡眠と現状
目次
・睡眠は健康維持に必要
・睡眠とこころ
睡眠は健康維持
・睡眠効率92%以下の人は98%以上の人に比べてライノウイルス症状発症のオッズ比5.5以上になる
・長期の不眠や睡眠関連呼吸障害は高血圧・虚血性心疾患・脳血管障害のリスク要因になる
・肥満・生活習慣病にも大きく影響を与える。
睡眠時間が8時間の人と比べ5時間の人では、血中グレリン(食欲亢進)が14.9%、血中レプチン(食欲抑制)が15.5%減少することが報告されている。空腹感において午後9時が最も高いレベル
睡眠とこころ
睡眠障害患者のオッズ比(危険率)は、
病欠1.89、身体的不健康感4.28、精神的不健康感4.98
職業活動性低下2.35、人間関係悪化1.48となる
原因は、
独身者1.61、中等度・重度の精神ストレス、仕事の不満足2.52、寝室環境不良1.6
仕事に対する不満足1.62と報告がある
うつや自殺と睡眠不足は相関を認めている
睡眠不全を呈し調査した7.5年後に継続していた人の36.6%に抑うつ症状を認める
自殺危険率:男性1.6 女性3.1
睡眠問題を持つ人で自殺リスクとして、
オッズ比:たまに1.9、時々2.7、しょっちゅう4.3
参考文献
睡眠健康教育の課題・現状 白川 修一郎