友達の作り方 ~偉人達の言葉を借りて~

目次

友達のメリット

友達のデメリット

友達の作り方

 

【友達のメリット】

①自己肯定感を満たしてくれる。

友達を作らなくても生きていけると思っている方も多いだろう。最近の若年者には

”1人〇〇”が平気な人も多く、未婚率も増加傾向にある。

しかし、この世界に1人で平気な人間などいないのである。

人間は自己肯定感を満たしたい生き物である。これは動物の本能的にもそうである。

ハイネはこう言っている

「我々が友人に求めるのは、我々の行動に対する賛意ではなく、理解である。」

仕事でのストレス・恋愛での悩み・将来への不安など、ただただ、ひたすらに聞いてほしいのが人間で、それを満たしてくれるのが友達である。

②ピンチでも頑張れる

人は不安な時、誰かに助けを求めています。なぜなら、自分では解決できないと思ってしまうから。でも友達がいたらどうでしょう。その友達に任せれるかもや一緒にいれば怖くないと思うでしょう。例えばそれが、あまり知らない同僚やクラスメイトだったらどうでしょう。不安がゼロになるとういうことはありませんよね。

古代ギリシアの哲学者 エピクロス

「我々を救ってくれるもの、それは友人の助けそのものというよりは、友人の助けがあるという確信である。」

あいつがいてくれるから安心だ、あの子がいてくれたら自信が持てると本来の自分の力を発揮できるのです。

 

〔友達のデメリット〕

 ①相手の気持ちを思いやるのは疲れる

 友達を作ることに基本的にデメリットなんてありません。しかし、自己中心主義の方は真の友情を得ることは少し難しくストレスを感じるかもしれません。

小説家のマークトウェインは言っています。

「友人の果たすべき役割は、間違っている時にも味方すること。正しいときにはだれだって味方になってくれる」

これは、当たり前ですが、友人の間違っている考え方に加担しろと言っているわけではありません。友人であれば、強く批判することなく寄り添いながら意見を聴きつつ間違えを教えてあげることが大切になります。

キング牧師はこのようなことを言っています

「あなたが正しいとき、過激になりすぎてはいけない。あなたが間違っているとき、保守的になりすぎてはいけない」

これは、相手にも自分にも何かしらの信念があるはずなんです。その信念から見出した答えが間違っているかもしれないが、決して信念は間違っていないんだから、そこを聞いてあげよう・そこを伝えようとすることが大切なんだろうかと考えています。

なので、友人のミスを正すのも、まずは、そこの根底にある信念を聞き出して共感・解決に一緒に導いていけたらいいですね。

②相手の幸せが自分の幸せになれるか

ガンジーはこう言っています

「友の幸福のためにどれだけ尽くしているか、そこに人間の偉大さを測る物差しがある。」

アイルランドの詩人オスカーワイルドは

「誰でも友人の悩みには共感を寄せることができる。
しかし友人の成功に共感を寄せるには優れた資質が必要だ。」

これは、「他人の幸せを自分の幸せのように感じること」・「他人の幸せのために自分が行動すること」この2つはとても難しいですよね。

ドイツの詩人 ゲーテ

「なぜ、このように悪口が絶えないのか。
人々は他人のちょっとした功績でも認めると、自分の品位が下がるように思っている。」

人は不必要なもの:金・名誉・権利 を欲する傾向にあります。不必要なもので比較し幸福を感じようとするため、他人の成功や功績を素直に喜べません。

しかし実際は、不必要なものはもっともっと欲しくなり、でも手に出来ないことで苦しんでしまうんですよね。

金や権力など一時的に幸福感感じるだけで、後は、それを失わないようにする負担と、また、さらに上を求めていかないと幸福を得られない状況は不幸そのもので、

それなら、食事・空気・友人・健康など普遍で平穏な生活が一番の幸せなのではないだろうか。

本来、人間は同じスタートを切っても、スタートラインが違えば、進む速度も期待されるゴールも違うのです。自分なりの道を持たなければ、いつまでも他人と比較し不幸になってしまうのです。これを乗り越えなければ友達がデメリットになるかもしれません。

 

〔友達の作り方〕

①まず自分から

古代ギリシアの哲学者のアリストテレス

「自分が友達に望んでいる通りに、友達には振る舞わねばならぬ。」

米国小説家であるヘミングウェイ

「誰かを信頼できるかを試すのに一番良い方法は、彼らを信頼してみることだ。」

小説家のマークトウェインは友人について

「彼は人を好きになることが好きだった。
だから、人々は彼のことを好きだった。」

上記のように、自分から相手を信頼し好きになる行動が大切です。リスクを負わなければそれ相応の対価は得られません。

②聞く力

実業家であるカーネギー

「あなたの話し相手は、あなたのことに対して持つ興味の100倍もの興味を、自分自身のことに対して持っているのである。」

シェイクスピア

「人々は悲しみを分かち合ってくれる友達さえいれば、悲しみを和らげられる。」

オーストラリアの経営者であるピータードラッカー

「多くの人が、話上手だから人との関係は得意だと思っている。
対人関係のポイントが聞く力にあることを知らない。」

話しを聞いてもらうことで、悲しみは半分に喜びは2倍になるという言葉は有名ですよね。人は自分の思いを共感・共有することで感情の振幅がコントロールできるのです。それによってかなり信頼も得れるでしょう。